ごあいさつ(株主の皆様へ)

代表取締役社長 木下克己

 株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申しあげます。
 第34期の決算(平成29年4月1日から平成30年3月31日まで)をご報告するにあたり、一言ごあいさつ申しあげます。
 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善が見られ、緩やかながらも長期にわたって景気の拡大が継続しましたが、世界経済に大きな影響力を持つ米国や中国等の政策動向に加え、一部地域での地政学的リスクの高まり等から、依然として先行き不透明な状況が続いております。
 当業界におきましては、原料価格の上昇に加え、人手不足を背景とした物流費等の増加が収益圧迫要因となる一方、根強い家計の節約志向から個人消費が低迷するなかで激しい価格競争が続き、厳しい経営環境となりました。
 当連結会計年度の業績の詳細につきましては、(当連結会計年度の業績)にございますが、当社グループは、これからも、ロングライフパンのトップメーカーとして、お客様にご満足いただける高品質な製品づくりと需要の拡大に努め、事業の発展と企業価値の向上に邁進してまいります。
 株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。

2018年6月

当連結会計年度の業績

 当社グループは、パネトーネ種の特長を活かした新製品の開発等に積極的に取り組むとともに、新たな販路の開拓に努めてまいりました。新製品としましては、夏季限定製品の「デニッシュピーチヨーグルト」、食物繊維を手軽に摂取できる健康志向のパンとして「ブランデニッシュプレーン」、「ブランデニッシュチョコ」、チョコレートを贅沢にコーティングした「チョコレートワッフル」に加え、PB製品3品を発売したほか、デニッシュ等16品を賞味期限60日へロングライフ化してリニューアル発売しました。

 また、海外販路の開拓について本格的な取組を開始し、香港、シンガポール等で開催された国際食品見本市に出展し、積極的なマーケティング活動を展開した結果、国内の輸出業者を通してアジア、オセアニア地域での販売を徐々に広げることができました。

 売上高につきましては、生活協同組合、自販機オペレーター、宅配等の販売チャネルにおいて堅調に推移し、前連結会計年度実績を上回る結果となりました。

 利益面につきましては、経費全般の圧縮削減に注力いたしましたが、運送業界に広がった配送料金の大幅な値上げに加え、主原料価格やエネルギーコストの上昇等の影響から前連結会計年度実績を下回る結果となりました。

 以上の結果、当連結会計年度は、売上高56億5千2百万円(前連結会計年度比0.9%増)、経常利益2億6百万円(前連結会計年度比19.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1億3千万円(前連結会計年度比40.0%減)となりました。

資金調達及び設備投資等の状況

 当社は、長期運転資金として、第3回無担保社債1億円を発行しました。

 当連結会計年度中における設備投資は、製造設備の拡充と衛生環境の改善を主な目的として実施し、総額は3億2千3百万円でした。なお、当連結会計年度において重要な設備の除却、売却等はありません。

対処すべき課題

 今後の見通しにつきましては、節約志向、低価格志向が根強いなかで販売価格競争は激しさを増し、物流コストや原材料価格の上昇、長期的には少子高齢化社会の進展等の影響から、経営環境は一段と厳しいものとなることが見込まれます。

 こうしたなかで、平成31年3月期の経営方針として、①独自の商品力で需要開拓し、計画的な営業推進と収益力アップ、②業務プロセスの効率化と徹底的なコスト削減、③全員参加で現場力を向上、という目標を掲げ、経営基盤強化に向けた活動を展開してまいります。

 製造部門におきましては、生産ラインの安定稼動、安全対策による事故防止の徹底、生産性向上に努めてまいります。開発部門におきましては、当社製品の根幹であるパネトーネ種の特長を活かし、長寿社会や健康志向等に対応した付加価値の高い製品開発に注力してまいります。品質管理部門におきましても、食の安全・安心を第一と考え、品質管理のレベル向上に注力しながら、法令等に則った安全対策を確実に行い、お客様からの信頼に応えられるよう努めてまいります。

 営業部門におきましては、収益性の向上による体質強化をめざし、海外を含めた新たな販路の開拓を積極的に推進するとともに、配送方法の見直しも行いながら取引採算の改善に注力してまいります。通信販売部門におきましては、通信販売限定製品の企画や時宜に適したキャンペーン等の充実により、利用増加を図ってまいります。

 以上の取組を組織全体で強力に推進し、ロングライフパンのトップメーカーとしてのブランド力を高め、持続的な成長と企業価値の向上に努めてまいります。

 株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。

品目別売上高

品目別売上高グラフ